GビズIDアプリの設定と機種変更の手順【SMS認証終了後のログイン方法】

GビズIDアプリの設定と機種変更の手順【SMS認証終了後のログイン方法】

この記事からわかること

  • 行政サービスへのログインは、GビズIDアプリの認証かメールのワンタイムパスワードで行う(SMS認証は2025年12月16日以降使えない)
  • アプリ認証は、ブラウザに表示された4桁の認証コードをアプリに入力する方式で、5分以内に入力する
  • アプリの設定はマイページの「アプリ認証設定・変更」でQRコードを読み取って行う
  • 機種変更の前に、マイページでアプリ認証の設定を解除しておく
  • 解除し忘れた場合や紛失した場合は「スマートフォンアプリ認証解除」のセルフサービスで解除できる

「補助金の申請システムにログインしようとしたら、SMSの認証コードが届かない」「スマートフォンを買い替えたら、GビズIDでログインできなくなった」——こうした相談が、2025年12月以降に増えています。

原因の多くは、GビズIDの認証方法の変更です。2025年12月16日以降、補助金の申請システムなど行政サービスへのログインでは、SMS認証が使えなくなりました。代わりに、GビズIDアプリによる認証か、メールのワンタイムパスワードによる認証を使います。

本記事では、GビズIDアプリの設定方法と、機種変更の前後にやることを手順に沿って整理します。

いまのGビズIDの認証方法

GビズIDでは、パスワードに加えてもう1段階の認証(二要素認証)を行います。どの方法が使えるかは、ログインする先によって違います。

認証方法GビズIDマイページ行政サービス(jGrantsなど)
GビズIDアプリ使える使える
メールのワンタイムパスワード—使える(サービスによる)
SMS使える2025年12月16日以降は使えない

補助金の申請で使うのは行政サービスへのログインなので、アプリかメールのワンタイムパスワードのどちらかを設定しておく必要があります。

アプリ認証とメールのワンタイムパスワードの違い

項目GビズIDアプリメールのワンタイムパスワード
認証のしかたブラウザに表示された4桁の認証コードをアプリに入力登録メールアドレスに届いた6桁のコードをブラウザに入力
コードの有効時間5分30分
必要なものGビズIDアプリを入れたスマートフォン登録メールアドレスを受信できる環境
使えるサービス行政サービス全般サービスによって異なる

メールのワンタイムパスワードは、スマートフォンを持っていない場面でも使えて便利ですが、使えるかどうかは行政サービスごとに違います。確実なのはアプリ認証なので、補助金の申請に使うアカウントはアプリを設定しておくのが安全です。

GビズIDアプリの設定手順

1. アプリを入れる

スマートフォンのアプリストアで「GビズID」と検索し、GビズIDアプリをインストールします。

  • iPhone:App Store
  • Android:Google Play

公式の案内では、iPhoneはiOS 17以上、AndroidはAndroid OS 12以上での利用が推奨されています。数年前の機種を使っている場合は、OSを更新できるかを先に確認してください。

2. マイページでアプリ認証を設定する

  1. パソコンのブラウザでGビズIDマイページにログインする
  2. メニューの「アプリ認証設定・変更」を開く
  3. 画面に表示されたQRコードを、スマートフォンのGビズIDアプリで読み取る
  4. アプリ側で設定完了の表示を確認する

これでアプリ認証が使えるようになります。

3. ログインするときの操作

アプリ認証を設定すると、ログインは次の流れになります。

  1. ブラウザでアカウントID(メールアドレス)とパスワードを入力する
  2. ブラウザに4桁の認証コードが表示される
  3. スマートフォンでGビズIDアプリを開く
  4. ブラウザに表示された認証コードを、アプリに入力する
  5. ブラウザ側でログインが完了する

認証コードは、表示されてから5分以内に入力する必要があります。SMS認証に慣れていると「スマートフォンに届いたコードをブラウザに入れる」と考えがちですが、いまは逆向き(ブラウザのコードをアプリに入れる)なので注意してください。

通知が届かないとき

アプリに通知が届かない場合は、GビズIDアプリを手動で起動します。認証コードの入力画面が表示されるので、ブラウザに表示されている4桁のコードを入力してください。

それでも進めない場合は、アプリ認証の設定をやり直します。スマートフォンの通知設定でGビズIDアプリの通知がオフになっていないかも確認してください。

機種変更するときの手順

GビズIDアプリの認証設定は、新しいスマートフォンに自動では引き継がれません。機種変更の前後で、次の手順を行います。

機種変更の前にやること

古いスマートフォンが使えるうちに、アプリ認証の設定を解除しておきます。

  1. GビズIDマイページにログインする
  2. アプリ認証の設定画面から、設定を解除する

機種変更の後にやること

  1. 新しいスマートフォンにGビズIDアプリをインストールする
  2. GビズIDマイページにログインする
  3. 「アプリ認証設定・変更」から、あらためてQRコードを読み取って設定する

マイページへのログインではSMS認証が引き続き使えるため、アプリ認証を解除した後も、SMSを受信できる電話番号が登録されていればマイページには入れます。

解除せずに機種変更してしまった・紛失した場合

古いスマートフォンで解除する前に機種変更してしまった場合や、スマートフォンを紛失した場合は、GビズID公式サイトのアカウントセルフ解決サービスにある「スマートフォンアプリ認証解除」を使います。

  1. GビズID公式サイトの「スマートフォンアプリ認証解除」を開く
  2. 画面の案内に従って本人確認を行い、アプリ認証を解除する
  3. 新しいスマートフォンでアプリ認証を設定し直す

ヘルプデスクへの問い合わせを待たずに自分で解除できるので、締切が近いときはまずこちらを試してください。

会社のスマートフォンで運用するときの注意

製造業では、補助金の申請作業を総務や経理の担当者が行うことが多く、認証用のスマートフォンをどう管理するかも決めておく必要があります。

  • 代表者のプライムの認証は、代表者のスマートフォンに届く:担当者が代表者のIDでログインするたびに、代表者の手を止めることになる
  • 担当者にはメンバーを作成する:担当者自身のスマートフォンで認証できるようになる。手順はGビズIDメンバーの作り方と権限の付け方を参照
  • 会社支給のスマートフォンを使う:担当者が異動・退職しても、端末ごと引き継げる
  • 機種変更の予定を申請スケジュールと突き合わせる:公募の締切や実績報告の期限の直前に機種変更をしない

ログインできないときの切り分け

認証以外が原因でログインできないこともあります。症状ごとの主な原因は次のとおりです。

症状主な原因参照先
SMSのコードが届かない行政サービスではSMS認証が終了した本記事の「いまのGビズIDの認証方法」
パスワードが違うと表示される入力誤り、または10回連続の誤りでロックGビズIDが取れない・使えない時の対処法
「本システムを利用可能なGビズIDのメンバーアカウントはありません」メンバーにサービスの利用が許可されていないこのエラーの意味と対処法
急にログインできなくなったアカウントの有効期限切れGビズIDの有効期限と更新手続き
jGrantsの入力中にログイン画面に戻るログインから3時間が経過(jGrantsの仕様)jGrantsでログイン画面に戻される時の対処法

よくある質問(FAQ)

Q. SMSの認証コードが届かなくなりました。

2025年12月16日以降、補助金の申請システムなど行政サービスへのログインではSMS認証が使えなくなりました。GビズIDアプリによる認証か、メールのワンタイムパスワードによる認証を設定してください。GビズIDマイページへのログインでは、SMS認証を引き続き使えます。

Q. アプリの通知が届きません。

GビズIDアプリを手動で起動すると認証コードの入力画面が表示されるので、ブラウザに表示されている4桁の認証コードを入力してください。それでも解決しない場合は、アプリ認証の設定をやり直してください。

Q. 機種変更の前に何をすればよいですか?

古いスマートフォンが使えるうちに、GビズIDマイページでアプリ認証の設定を解除してください。機種変更後に新しいスマートフォンへGビズIDアプリを入れ、あらためてアプリ認証を設定します。

Q. 解除せずに機種変更してしまいました。

GビズID公式サイトの「アカウントセルフ解決サービス」にある「スマートフォンアプリ認証解除」から解除できます。解除後、新しいスマートフォンでアプリ認証を設定し直してください。

Q. どのスマートフォンで使えますか?

公式の案内では、iPhoneはiOS 17以上、AndroidはAndroid OS 12以上での利用が推奨されています。古い機種を使っている場合は、OSを更新できるか確認してください。

まとめ

2025年12月16日以降、補助金の申請システムなど行政サービスへのログインでは、SMS認証が使えません。GビズIDアプリの認証かメールのワンタイムパスワードを設定しておく必要があります。確実なのはアプリ認証で、ブラウザに表示された4桁のコードをアプリに入力する方式です。

機種変更をするときは、古いスマートフォンが使えるうちにアプリ認証を解除し、新しいスマートフォンで設定し直します。解除し忘れた場合も、「スマートフォンアプリ認証解除」のセルフサービスで自分で解除できます。締切の直前に機種変更をしないよう、申請スケジュールと合わせて計画しておきましょう。

参考情報

次にやること

GビズIDを用意できたら、申請する制度の公募要領で必要なアカウントと申請先を確認しましょう。