GビズIDで使える行政サービス一覧【取得したら次にやること・製造業向け】

GビズIDで使える行政サービス一覧【取得したら次にやること・製造業向け】

この記事からわかること

  • GビズIDで使える行政サービスは国だけで80以上あり、自治体の電子申請も多い
  • 製造業がよく使うのは、補助金の電子申請・計画の認定申請・社会保険と雇用関係の手続き
  • プライムは全サービスで使えるが、メンバーやエントリーはサービスごとに使えるかが異なる
  • 取得直後に、担当者のメンバー作成・通知先メールの確認・有効期限の記録を済ませておく
  • その後、自社が使える補助金を探し、jGrantsの操作に慣れておくと申請がスムーズになる

GビズIDプライムを取得できたら、次は「何に使えるのか」「補助金の申請までに何をしておけばよいか」を押さえておきましょう。

GビズIDは補助金の申請のためだけのIDではありません。国の行政サービスだけで80以上、自治体の電子申請まで含めるとさらに多くの手続きに、同じIDでログインできます。

本記事では、製造業がよく使うサービスを用途別に整理し、GビズIDを取得した直後にやっておきたいことを順番にまとめます。まだ取得していない場合は、先にGビズIDの取得方法 完全ガイドをご覧ください。

GビズIDで使える主なサービス

GビズIDの公式サイトにある行政サービス一覧から、製造業に関係の深いものを抜き出しました。

補助金の電子申請

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ものづくり補助金をはじめ、国の補助金の多くはjGrantsか、補助金ごとの専用システムで申請します。いずれもGビズIDでログインするため、補助金を使うならGビズIDは必須です。

計画の認定申請

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経営力向上計画の認定は、中小企業経営強化税制による設備投資の減税を受けるための前提になります。補助金と減税の組み合わせは設備投資の減税と補助金で解説しています。事業継続力強化計画の認定も、一部の補助金で加点の対象になることがあります。

雇用・労務の手続き

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キャリアアップ助成金や人材開発支援助成金などの雇用関係助成金も、ポータルからGビズIDで電子申請できます。社会保険の手続き(算定基礎届や資格取得届など)の電子申請にも使えるため、総務担当者のメンバーにこれらの利用を許可しておくと、紙の提出を減らせます。

その他

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e-Gov(電子政府の総合窓口)プライム・メンバー・エントリー
Gビズポータルプライム・メンバー
都道府県・市区町村の電子申請自治体によって異なる

自治体の補助金も、電子申請でGビズIDを使うケースが増えています。自治体の制度の探し方は都道府県・自治体の製造業向け補助金を探す方法にまとめています。

なお、e-TaxはGビズIDの行政サービス一覧に含まれていません。e-Taxには、利用者識別番号やマイナンバーカードなど、e-Tax側の方法でログインします。

対応するアカウントは、GビズID公式サイトの行政サービス一覧をもとにしています。対応状況は変わることがあるため、利用前に一覧で確認してください。

プライム・メンバー・エントリーで使える範囲が違う

公式のよくある質問では、プライムはすべての行政サービスで使えるが、メンバーとエントリーはサービスごとに使える場合と使えない場合があるとされています。

  • プライム:すべてのサービスで使える
  • メンバー:対応しているサービスのうち、プライム側で利用を許可したものだけ使える
  • エントリー:対応しているサービスだけ使える(補助金の電子申請はほとんど非対応)

上の表のとおり、デジタル化・AI導入補助金や省力化投資補助事業はプライムでしか使えません。担当者に任せる予定の手続きがメンバーに対応しているかは、事前に確認しておきます。3種類の違いはプライム・メンバー・エントリーの違いと使い分けで解説しています。

取得したら次にやること

GビズIDを取得した直後に、次の順で準備しておくと、補助金の公募が始まってから慌てずに済みます。

ステップ1:担当者のメンバーを作成し、利用を許可する

申請作業を総務・経理の担当者に任せるなら、代表者のIDを共有するのではなく、担当者ごとにGビズIDメンバーを作成します。作成しただけでは使えないため、jGrantsなど使うサービスの利用許可まで済ませておきます。手順はGビズIDメンバーの作り方と権限の付け方にまとめています。

ステップ2:登録メールアドレスと有効期限を確認する

GビズIDからの通知は登録メールアドレスに届きます。取得時に入力したアドレスが、実際に読まれているものかを確認してください。

あわせて、マイページで有効期限を確認し、社内のスケジュール表に書き込みます。2026年7月9日から、プライムとメンバーには2年3か月の有効期限があり、期限が切れると補助金の申請システムにログインできなくなります。詳しくはGビズIDの有効期限と更新手続きをご覧ください。

ステップ3:スマートフォンの認証設定を確認する

補助金の申請システムなどにログインするときは、GビズIDアプリによる認証か、メールのワンタイムパスワードによる認証が必要です。2025年12月16日以降、行政サービスへのログインではSMS認証が使えなくなりました。アプリの設定と機種変更の手順はGビズIDアプリの設定と機種変更の手順で解説しています。

ステップ4:自社が使える補助金を探す

準備が整ったら、自社の課題や業種に合う補助金を探します。探し方は目的によって変わります。

製造業でよく使われる大型の補助金は、ものづくり補助金、省力化投資補助金、デジタル化・AI導入補助金の3つです。

ステップ5:jGrantsにログインして操作を確かめる

公募が始まる前に、一度jGrantsにログインして自社情報を確認しておくと安心です。jGrantsは、ログインしてから3時間たつと操作の途中でもログイン画面に戻されるなど、慣れていないとつまずく点があります。

よくある質問(FAQ)

Q. GビズIDはどんな手続きに使えますか?

補助金の電子申請(jGrantsなど)、経営力向上計画や事業継続力強化計画の申請、社会保険手続きの電子申請、雇用関係助成金の申請、e-Govでの各種申請など、国だけで80以上の行政サービスに使えます。自治体の電子申請に対応しているものもあります。

Q. GビズIDエントリーでも使えるサービスはありますか?

あります。e-Govや経営力向上計画申請プラットフォームなど、エントリーに対応しているサービスもあります。ただし補助金の電子申請はプライム(またはサービスの利用を許可されたメンバー)が前提のものがほとんどです。

Q. GビズIDを取得したら、まず何をすればよいですか?

担当者に作業を任せるならメンバーの作成と権限の許可、登録メールアドレスの確認、有効期限の記録を済ませます。そのうえで自社が使える補助金を探し、jGrantsにログインして操作を確認しておくと、公募が始まってから慌てずに済みます。

Q. e-TaxにもGビズIDは使えますか?

GビズIDの行政サービス一覧にe-Taxは含まれていません。e-Taxは利用者識別番号やマイナンバーカードなど、e-Tax側の方法でログインします。

まとめ

GビズIDは、補助金の電子申請だけでなく、計画の認定申請や社会保険・雇用関係の手続きなど、国だけで80以上の行政サービスに使える共通のIDです。プライムはすべてのサービスで使えますが、メンバーとエントリーはサービスごとに対応が分かれます。

取得した直後に、メンバーの作成と利用許可、通知先メールと有効期限の確認、認証設定の確認を済ませておけば、補助金の公募が始まってからすぐに申請作業に入れます。準備ができたら、募集中の補助金一覧や業界別の補助金から自社に合う制度を探してみてください。

参考情報

次にやること

GビズIDを用意できたら、申請する制度の公募要領で必要なアカウントと申請先を確認しましょう。